大同興業株式会社 大同興業株式会社

PROJECT STORY プロジェクトストーリー 世界でも「Only One」と呼ばれる事業にする。それが私たちのプロジェクト。

泉 潤一郎
2005年入社
泉 潤一郎
素形材営業本部
素形材第一部素形材チーム

素形材とは、鍛造、鋳造などによって金属をある形に成形した部品や素材。その素形材部品(加工品)の輸入から、素形材製品の輸出まで、グローバルに仕事を展開しています。

当社製品を世界へ拡販する

現在、私が所属しているチームでは、オイル&ガス、すなわち油田やガス田開発、鉱物資源開発に用いられる掘削部品の拡販プロジェクトに取り組んでいます。

地球資源の掘削は、人類にとってエネルギー確保につながる重要なテーマです。近年の世界的なエネルギー使用量の増加に伴い、石油・天然ガス等の需要が大きくなっていること、また、新たなエネルギー源として、シェールガスの大きな需要が期待されていること、さらに深い地層に資源が眠っていることが次々と明らかとなってきました。鉱物資源需要は低迷していますが、長期的には回復し、さらなる資源需要拡大が予想されています。同時に、これまで以上の掘削技術の向上が急速に求められるようになってきました。そうした意味で、ドリルカラーや中空鋼などの掘削部品製造において大同グループの製品を拡販することは、非常に意味のあることだと考えています。

しかし現実問題として、日本のみで需要や情報を求めることはほぼ不可能です。この問題を打開するために、海外で掘削事業を展開している企業への参入を図ろう。それが、プロジェクトの始まりでした。

まずは情報収集。そのためには人に会うこと

まずは情報収集。
そのためには人に会うこと

いざ始めるといっても、掘削部品についてはこれまで海外市場に展開したことはありませんでした。何もかもが初めての経験で、全てが手さぐり状態。これが、当初進められていたプロジェクトの実情でした。

我々が初めてということは、顧客側から見れば、世界の掘削事業で実績のない企業が新規参入してきたのと同じことです。最初はアポイントを取ろうとしても、なかなか相手にされないことが多々ありました。そこで私たちは、まずは情報を収集することを第一に考えました。世界の掘削部品メーカーはどのような競合状態にあるのか、大同グループの製品は価格や品質においてどこまで競争力があるのか、わが社の製造インフラは顧客の要求を満たすことができるか、など。情報を得るためには、書籍や専門誌、インターネットなどから広く情報を収集して独自に分析することはもちろん、人に会って話をすることも重要です。話をしてもらうには、自分という人間をどこまで信用してもらうかにかかっています。スウェーデン、カナダ、アメリカ、とにかくどこへでも足を運び、現地のキーマンに会えば、仕事だけでなく家族のことや日常生活のことなどさまざまな話をし、仕事を終えた後もアフターファイブにとことん付き合い、腹を割って自分のことを知ってもらうように努力しました。あるときは、キーマンが中国まで出張に来ていると聞いて急きょ中国へ向かい、昼食をともにしたこともありました。

大同興業の強みは、求めれば人の輪が自然にできること

大同興業の強みは、
求めれば人の輪が自然にできること

そうした努力が実って少しずつ話を聞いてもらえるようになり、情報を得られるようになるまで2、3年はかかったと思います。しかしそのおかげで、私たちは自社製品に対し価格的にも品質的にも「いける!」という自信と確信を持てるようになりました。またこれまでの経験によって、情報を収集するための人脈づくりがいかに大切かを学ぶことができました。私はどちらかといえば状況をポジティブに捉えがちで、独善的に物事を進めて失敗することも度々。それがプロジェクトという一つの目的でチームができると、メンバーの誰かがいつの間にかブレーキ役、ギア役となり、自然にバランスが保たれた連携が生まれるんですよね。

他の部署との連携も広がりました。掘削業界は掘削する原料相場の変動によって、掘削部品の需要も上下します。資源開発の波が来ているからと無計画に部品を製造すると、価格の下落に需要がストップし、思わぬ在庫を抱えないとも限らないのです。そうした情報を得るために、原料相場に詳しい部署の人間と情報交換し合うことも度々あります。大同興業には、全社が一つのチームのようになって情報を交換し合う企業文化があります。今後もこの強みを活かし、情報収集の網を広げていきたいと思います。

仕事をするなら、ともに大きな夢を描ける人

仕事をするなら、
ともに大きな夢を描ける人

プロジェクトは着実に成果を見せはじめています。現在、数社との取引が始まっており、販路は世界に拡大しつつあります。さらに、掘削業界では大手とされる企業へのアタックも近々山場を迎える予定です。まずはこうして世界市場への参入を果たし、そこから徐々にシェア拡大を図る。そして国内市場においてもそうであったように、ゆくゆくは世界においても“Only One”と呼ばれるまでに事業を成長させたい。私は入社して10年ほどの人間ですが、この会社はそうした社員にも大きな夢を描かせてくれる会社なのです。

鉄鋼に関する知識など、入社時は必要ありません。自分自身が情熱をもって努力し、人と積極的に関わり続ければ、社内も社外も関わりなく、あなたの成長をサポートする人のネットワークが自然に出来上がってくるはずです。私はそんな業界に夢を描いて、ともに汗を流しチャレンジしてくれる人がいれば、一緒に働いてみたいですね。

※内容は取材時のものです。

DKKパーソン