役員クロストークCROSS
TALK

社会インフラを支え、地域の発展につなげていく

取締役常務執行役員の伊藤愼悟と執行役員の早川浩史が、大同興業の未来や働く魅力、これから一緒に働く学生の皆さんに伝えたいことを、語り合いました。
参加役員
伊藤 愼悟SHINGO ITO
取締役 常務執行役員 原料営業本部長
営業統括部担当
1985年入社 大学時代は体育会ヨット部に所属
早川 浩史HIROSHI HAYAKAWA
執行役員 鉄鋼営業本部 鉄鋼第四部長 大阪支店長
1987年入社 大学時代はロックバンドに没頭
事業の強み、大同興業で働く醍醐味について教えてください。
早川:
私達は、特殊鋼メーカーである大同特殊鋼グループの一員として、世界最高品質の特殊鋼を、国内外に届けてきました。IT機器から自動車、航空機、インフラまで、様々な業界にお客様がいます。扱う商品も、製鉄用原料・資材、特殊鋼鋼材、素形材、磁石はもちろん、製鉄関連設備などの機械まで、多岐にわたっています。
原料をどう成形、製作・加工していくのか。生産方法も含め、社内連携により、お客様の細かなニーズに合わせて提案できる点が、当社の強みだと考えています。
伊藤:
ものづくりを支える様々な鉄鋼製品を、最適な仕入先から販売先へとつなげていく。サプライチェーンをつなぎ、その先の社会インフラを支えていることは、働く醍醐味のひとつでしょう。
大同興業は海外に多くの拠点を持ち、世界各地の地域の発展にも貢献しています。海外出張や駐在の機会も多く、日本とは違う文化、商習慣の中で、ビジネスに貢献する。そんなダイナミックな経験ができることもまた、当社で働く面白さだと思います。
また、地球環境保護の観点から、原料分野でのスクラップ(鉄・ステンレス・特殊金属スクラップ)をはじめとしたリサイクル事業を長く続けてきました。資源の有効活用にいち早く取り組んできた社会貢献への姿勢は、これからも社員みんなで大切にしていきたいですね。
お二人が働いてきた中で感じた、大同興業のカルチャーとは?
伊藤:
上司や先輩からは仕事の厳しさを学んできましたが、面倒見のよさや、やさしさ、仲間へのあたたかさは常に感じていました。私が入社したときから、大同興業は当時には珍しかった完全週休二日制をとっており、住宅手当などの福利厚生もしっかりしていました。仕事以外の時間も大事にしてくれるから仕事に集中できる。そうした環境整備は、ずっと大切にしてきた会社ですよね。
早川:
あたたかさという点では、若い頃から多くの仕事を任せてくれた懐の大きさも感じています。
私は、機械部門の営業経験が長かったのですが、なかなか売れずに赤字を出していた20代の時には「自分で考えて、やりたいようにやってみなさい」と見守ってくれる先輩や上司が多くいました。自分で動いて経験した失敗は、必ず学びにつながっていきます。若いメンバーが力を発揮しやすいように、チャレンジを後押しするカルチャーは今も続いているのではないでしょうか。私自身も、若手の活躍をサポートする存在でありたいと思っています。
これまでのキャリアで得た仕事の面白さ、やりがいとは?
早川:
日本のみならず、世界各国に視野を広げられるところです。貿易部にいたときには、加工メーカーとの連携でプリンターに使うシャフト材を製造・開発。海外駐在メンバーと世界各国に展開し、売り上げを大きく伸ばすことができました。
また、今ほどマーケットが盛り上がっていなかったインドネシアに可能性を感じ、現地企業への営業を自ら率先して進めたことも。そこで広げたネットワークにより、インドネシア現地法人の設立にも貢献し、発展する地域でのビジネス拡大に大きな手応えを感じることができました。
伊藤:
私はスクラップのリサイクル領域に長く携わってきました。20代のうちから中小企業の経営者の皆さんにかわいがっていただき、育てていただいたから今があると思っています。相手にとって何が価値になるのかを想像しコミュニケーションをとる力は、3年半のアメリカ駐在時にも活きましたね。
早川:
フィールドが変わる中でもチャレンジを続けられたのは、「任せるから、自分の頭で考えて動いてみたら」と言ってくれる会社のスタンスによって成り立っています。
伊藤:
まさにそう。社員を信頼してくれる大同興業の姿勢があったからだと思います。
大同興業では、どんな方が活躍していますか。
早川:
私達は表からは見えにくい、しかし、生活必需品の多くを支える素材や加工品を扱っています。華やかな仕事ではないかもしれないけれど、地道に丁寧に、お客様のニーズにお応えすることで、社会にとって必要不可欠なものやインフラを支えています。仕事の流れを理解するまでに知識量や経験が必要な仕事なので、着実に根を張って成長していける方は、一定の成果を上げていると感じます。
伊藤:
仕入(買い付け)先と販売先、それぞれの立場を理解しながらものを動かしていくのが商社の仕事です。人との出会いを喜び、コミュニケーションを楽しみ、叱咤激励を自分の糧にして次の仕事に活かしていけるような前向きな姿勢も大切です。
人に対して素直に言われたことをやってみようと動ける人には、いろんな人から頼みごとや相談が舞い込み、結果、ビジネスにつながっています。人から育ててもらい成長できることは多分にあるので、それを前向きにとらえられる人が当社の仕事に合っているんだろうなと思っています。
学ぶことも多いので、新しい情報、知識をインプットすることが好きな人も合っていますよね。商社のビジネスは、時代や環境の変化に合わせて、求められる役割が変わってきます。変化を楽しみ柔軟に動ける方もまた、イキイキと仕事に取り組んでいるなと感じます。
これからの大同興業が向かう未来とは? これから入社する学生の皆さんへのメッセージをお願いします。
伊藤:
私達は、すぐ先の未来も予想ができない混沌とした社会を生きています。技術革新と環境問題への意識の高まりから、自動車の電動化といった新しいテクノロジーも広がり、特殊鋼のニーズも大きく変化していくでしょう。他にもデジタル化によりあらゆる業界でのセンサー導入が増え、これまでにない磁石の需要の広がりも予想されます。
正解のわからない時代だからこそ、事業拡大の可能性は無限大です。お客様から期待される役割や機能に耳を傾け、情報収集を進めながら、これからの時代に適合した新たなビジネスを作り出していく。そんな私達の未来を一緒に作っていきたい、という意欲ある皆さんと、ぜひお会いしたいです。
早川:
大きな転換期を迎えているからこそ、これから入社していただく皆さんの若い感性や発想を受け止め、前例のないチャレンジに向かっていきたいですね。日本社会だけを見るのではなく、世界全体を見据えたい人、グローバルに活躍の場を求めている人には、積極的に機会を提供していきたいと考えています。
大同興業には、様々なタイプのメンバーが、それぞれの良さを活かして働いています。個人を信じ任せてくれるカルチャーの中で、ぜひ自分らしい強みを発揮していってほしいです。